第29回愛媛県内経済研究会合同研修会が24日、松山市のホテルであった。松下電器産業(現パナソニック)常務や松下電子工業社長を歴任した森総研(大阪市)の森和弘代表取締役(74)=松山市出身、写真=が「松下で学んだ経営哲学の実践とトップの在り方について」と題して講演した。
愛媛経済同友会と県内の7経済研究会が毎年開催。企業経営者ら約100人が出席した。
森氏は「松下の風土は、社員教育に熱心で金に厳しく、任し任される経営だった」と説明。社員教育では「常に頭の中を整理しろ」「報告は5分で、書類はA4用紙1枚にまとめろ」などの指導が徹底されていたと振り返った。