愛媛労働局(天野敬局長)は若者の採用、育成に積極的な「ユースエール認定企業」に、高齢者グループホームなどを運営する「やわらぎ」(松山市、寺川勲雄社長)を県内で初めて認定し、3日に通知書を交付した。
 ユースエール認定企業制度は青少年の雇用を促進するため、厚生労働省が2015年10月に創設。やわらぎは、新入社員の離職率が直近3カ年で20%以下、有給休暇を年平均10日以上取得といった5項目の要件を満たしたことなどから、認定した。
 松山市若草町の労働局で行われた交付式で、天野局長が寺川社長に認定通知書を手渡した。寺川社長は「介護は人生を考えさせられる、やりがいのある仕事。若者もしっかりと働いてくれており、これからも初心を忘れず取り組んでいきたい」と話した。