全国で子どもの6人に1人が貧困状態にあるとされる中、児童生徒に食事や居場所を無料で提供する「まつやま子ども食堂清水店」が25日、愛媛県松山市清水町1丁目の清水ふれあいセンターで始まった。地域の子どもら約30人が続々と訪れ、手作りのハンバーグをほおばった。今後月1回のペースで開く。
 ひとり親や共働きの家庭などさまざまな事情を抱える子どもたちに地域の大人と関わる場をつくろうと、市内の主婦や学生らが市民団体を設立し、準備を進めてきた。
 初回は県産の有機野菜などを使い、鶏ひき肉のハンバーグや野菜のみそ炒めなどを用意。食堂は毎月第4月曜日午後4~8時ごろ、同センターで開かれる。定員約20人で事前申し込みが望ましい。利用料金は高校生以下無料、大人は500円。