27日夜から28日未明にかけて降った大雨の影響で、愛媛県松山市や四国中央市で土砂崩れや停電などの被害が出た。松山地方気象台は27日午後10時55分、中予に大雨洪水警報を発令。気象台によると、27日午後3時から28日午前2時の総降雨量は、松山空港57.5ミリ▽松山49.5ミリ▽今治市玉川46.5ミリ。
 松山市や松山西署などによると、27日午後11時45分ごろ、同市高浜町6丁目の県道39号が通行できなくなっていると市民から110番があった。県道沿いの山の斜面が崩れ県道をふさいでおり、28日午前0時に現場付近を通行止めにして土砂を撤去。午前7時までに片側交互通行になった。同市内宮町では1棟が床下浸水した。
 四国電力によると、四国中央市富郷町寒川山で28日午前0時7分から約5時間半、約20戸が停電した。