松山の三瀬さん四国で初認定 クロースアップマジック
愛媛を拠点に活動するマジシャン三瀬賢太さん(28)=松山市束本1丁目=がこのほど、NPO法人日本クロースアップマジシャンズ協会(JCMA、埼玉県)の公認マジシャンに、四国で初めて認定された。三瀬さんは「もっとマジックを勉強したい」と意気込んでいる。
JCMAは観客の目の前で披露する「クロースアップマジック」などを中心に、技術や歴史などを研究する団体で、マジックへの造詣が深くマナーの良い12人(3月26日現在)を公認している。三瀬さんは審査を兼ねた2月のコンテストで8人目として認められ、協会の田代茂会長(51)は「カードやコインなど小さい物でも多くの人を楽しませるマジックだ」と評価する。
三瀬さんは20歳の時、テレビで見たマジシャンの技に魅せられ、東京と愛媛を行き来して修業した。現在は物語と融合させた「マジック×小説」を生みだすなど、観客を楽しませるライブを追求。「興味を持つ人を増やしたい」とマジック教室の講師も務め、演劇出演や番組制作など多彩に活動している。
東京や韓国からもオファーが来るなど活躍の場は広がるが、「本拠地は愛媛」と言い切る。今後も愛媛に根を下ろし、全国や世界で活躍していくつもりだ。