松山の自主映画製作団体 15日に無料上映会
愛媛県松山市の自主映画製作団体「ヒメブタの会」(森幸一郎代表)の最新作「海に、しゃぼん玉、飛んで。」が完成した。同市三津地区の古民家「木村邸」を主な舞台にした純愛媛産映画。同会は15日、同市湊町3丁目のシネマルナティックで無料上映会を開く。
「生まれては消えて」(2013年)「食堂ゆすかわ」(14年)に続く同会3作目。古宿「しゃぼん玉」を経営する腹違いの姉妹が、複雑な過去を乗り越え成長していく姿を描いた。
「理想に近い作品ができた」と監督、脚本を手掛けた森代表。「ブラームスのワルツに乗せて、三津浜の海にしゃぼん玉が飛ぶ」という頭に浮かんだイメージなどを基に世界観をつくり上げた。
前後編合わせて約3時間50分の大長編。森代表は「間延びはしておらず、こんな作品があってもいいかなと思う」と話している。午後3時半と午後7時50分からの2回上映。前編終了後に休憩あり。途中入退場は自由。問い合わせはヒメブタの会=電話089(968)6251。