時宗の開祖一遍上人の生誕会(え)が11日、生誕地と伝わる愛媛県松山市道後湯月町の宝厳寺(川崎玄倫住職)で開かれ、昨年5月に再建した本堂などで一遍会の会員ら約80人が法要や湯浴(あ)み式で祝った。
 一遍は1239年の旧暦2月15日に生まれたとされる。生誕会は3月に営まれ、今年で778回目。本堂で読経した後、一遍の臨終の寺となった真光寺(神戸市)の檀家(だんか)が御詠歌を唱えた。