大規模災害時の協力体制を強化しようと、愛媛県松山市の正岡地区自主防災連合会は29日、同市八反地の正岡小学校で防災訓練を行い、地域住民ら約150人が避難や避難所運営の手順を確認した。
 訓練は、午前8時半、南海トラフを震源とする震度6弱の地震が発生し、家屋倒壊や余震が頻発したとの想定で実施した。同校体育館に集まった住民らは、段ボールを使ったベッドや間仕切り、簡易トイレを設置。市の職員から新聞スリッパや簡易担架の作り方のレクチャーを受けると、真剣な表情で取り組んでいた。