愛媛県松山市と米国・サクラメント市の姉妹都市提携35周年を記念し、サ市の訪問団約50人が14日、松山を訪れた。サ市のグラント・ユニオン高校の生徒や教員ら25人が、姉妹校の松山商業高校で交流した。
 両市は1981年8月、姉妹都市提携に調印。中学生派遣事業やボーイスカウトの相互訪問など交流を続けている。
 松山商業高では姉妹校提携10周年を記念したセレモニーがあり、グラント高の校歌が演奏される中、体育館に入場。生徒会長の井上優さん(18)が「一層両校の友情が育まれることを強く期待している」と歓迎の言葉を述べ、高岡美希さん(18)が英訳した。
 15日に大街道商店街でグラント高のマーチング・ドラム部と松山商業高吹奏楽部が演奏するのを前に一緒に練習。餅つき体験もあり、マイア・ウィリアムズ・カイザーさん(18)は「日本の文化やホスピタリティーを感じた。文化や歴史などいろんなことに関わりたい」と話した。
 訪問団は14日、市役所も訪れ梅岡伸一郎副市長と歓談した。17日まで、市内の小学生との交流や記念植樹などを行う。