松山市中心部の銀天街L字地区の再開発の在り方を検討する「銀天街L字地区再開発検討専門部会」(部会長・曲田清維愛媛大防災情報研究センター教授、15人)の初会合が12日、市内であり、建物の老朽化や空き店舗が増えている地区の現状を確認し、再開発に必要な視点を話し合った。年内に地権者や市民にアンケートを実施し、2016年度にかけて計5回の会合を重ね、整備方針案を盛り込んだ基本計画を策定する。
 12日は地権者や商店街代表者、有識者ら委員13人が出席した。委員からは「観光客の取り込みという視点も重要」とする提言や、「分譲マンション供給で地区内の居住者は増えているが、商店街との接点はなく住民とのコミュニケーションが必要」との課題も出された。