松山商業高校(愛媛県松山市旭町、大浦哲雄校長)は16日、野球部で上級生の下級生に対する暴力行為があったことを発表した。野球部は3日から活動を自粛。18日から始まる1年生大会の出場を辞退した。
 同校によると、1日に1年生3人が練習を無断欠席したことから野球部長が事情を聴き、暴力行為があったことが判明。学校側が部員40人に聞き取りし、新チームが発足した8月以降に数回、2年生3人が1年生5人に対してバットで尻をたたいたり、顔を蹴ったりしていたことなどが分かった。
 同校は同月上旬に県高野連に報告書を提出。日本学生野球協会に上申されており、11月に処分が出る見込み。
 暴力行為には後輩への指導が度を越したケースもあるといい、横山賢教頭は「被害者や家族にまずおわびしたい。今後ゼロから立て直していくしかない」と話した。