死亡や転居などで削除された戸籍付票(除票)について5年の法定保存期間後に廃棄する方針を決めていた愛媛県松山市は28日、年内限りとしていた廃棄予定除票の発行を、年度末まで延長すると発表した。不動産登記手続きなどに支障が出るとの指摘を受けた対応で、来年度以降の取り扱いは関係団体との協議も考慮し決める。
 市民課は「意見書や要望書を受け取ったのが12月で交付終了予定まで時間がないことを考慮した。発行継続に必要なコストも再検証するなどし、団体に説明していきたい」としている。