愛媛県松山市の2017年度当初予算の市長査定が16日、5日間の日程で始まった。一般会計の予算規模は過去最大となった16年度当初予算(1810億円)と同程度を見込み、愛媛国体や正岡子規、夏目漱石の生誕150年など「節目」関係事業▽少子化対策や移住定住促進など地方創生の着実な推進▽防災減災対策―を中心に盛り込む。
野志克仁市長は「愛媛国体や生誕150年、防災減災対策、地域経済の活性化などが柱になってくるだろう」と説明。社会保障関係費や、保育所、児童クラブの増設などにかかる費用の増大で「限られた財布の中、厳しい予算査定になる」との考えを示した。