松山東垣生八反地遺跡 室町期の水田跡確認 市埋文センター
愛媛県松山市埋蔵文化財センターは24日までに、同市東垣生町の「東垣生八反地遺跡」から、室町時代の水田跡と鎌倉時代の集落跡とみられる遺構を確認した。センターは「隣接の余戸地区の調査成果と合わせ、松山市西部地域の集落の広がりが見えてくる可能性がある」と話している。
発掘調査は松山外環状線道路建設に伴い、今年3月から計約1750平方メートルで実施した。これまで海岸付近に位置する垣生地区は遺跡があまりないと考えられ、調査事例も少ないという。
26日午前10時から現地説明会を開く。会場は伊予鉄バス停「八反地」から北に約450メートルで駐車場はない。27日からは市考古館(南斎院町)で今回の発掘資料を紹介する「東垣生の遺跡」を12月中旬まで開く。問い合わせは同館=電話089(923)6363。