総務省四国行政評価支局は5日、愛媛県の松山自動車道など四国の高速道路で、自動料金収受システム(ETC)専用車線の案内標示板が実際の運用と異なるなど誤った誘導の恐れがあるとして、西日本高速道路四国支社に改善を求めたと発表した。
 ETC搭載車専用のスマートインターチェンジ(IC)の出入時、接続するパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)内を逆走する恐れもあるとして、併せて周知徹底を求めた。
 西日本高速は順次、改善を進めるとしている。
 支局によると、IC料金所の出入り口手前のETC案内標示板115カ所を調査し、1割超の15カ所で不適正な標示などが判明した。松山道の松山ICでは標示板が誘導しているETC専用車線が常時閉鎖され、三島川之江ICでは設置方向が悪いため走行車両から見えなかった。