愛媛県八幡浜市郷の千丈小学校の6年生32人が23日、県が八幡浜市で建設を進める地域高規格道路「八幡浜道路」(3.8キロ)の松柏トンネル(松柏―大平、1090メートル)で工事状況を見学し、昼夜を問わず掘削が続いている現場の今を体感した。
 児童は、工事業者から火薬での発破を繰り返し1日5~6メートルずつ掘っていることなどを教わり、薄暗い坑内を歩いて掘削の最前線へ。土砂を運び出すベルトコンベヤーやコンクリートを吹き付ける機械などを興味深げに眺め、掘削の難しさや働きがいを尋ねていた。