愛媛県内最大級の中世山城で国史跡に指定されている松野町の河後森城跡でこのほど、町教育委員会が行った4カ年調査の現地説明会があった。町内外の約15人が参加し、主に戦国時代に造られた防御機能などを見学した。
 2013年から実施した、城跡で一番低い位置にあった西第十曲輪(くるわ)の南部防御機能の調査結果を主に紹介。尾根が緩やかな部分で相手の侵入を防ぐ堀切(ほりきり)を設けていることや、敵の横の動きを防ぐため谷に竪堀(たてぼり)を数カ所造っていることなどを町教委の学芸員が説明した。