【よくかむことは よく生きること】
 愛媛県歯科医師会女性医師の会「ジョイフルメイツ」による講演会が15日、松山市柳井町2丁目の県歯科医師会館であり、千葉市の歯科クリニックで院長を務め、料理研究家でもある歯学博士の田沼敦子さん(東京)が「よくかむことはよく生きること」と、歯と健康の関係を語った。
 田沼さんは「かむと脳が活性化し、記憶力が高まる。唾液には食品の発がん性を抑える酵素が含まれており、がん予防になる」などと説明。食べ物は唾液と混じって味を感じるため「料理は薄味にすると、よくかむことにつながる」とアドバイスした。