愛媛県の国道56号津島道路の津島岩松インターチェンジ(IC、宇和島市津島町岩松)―内海IC(仮称、愛南町柏)が15日に着工するのを前に、国土交通省大洲河川国道事務所は7日、愛南町柏で、地元首長や小学生を招いた現場見学会を実施した。
 同事務所によると、津島道路は10.3キロ(2車線)で、愛南町中心部から宇和島市の市立宇和島病院(御殿町)まで約9分短縮される。総事業費は約422億円。開通時期は未定としている。
 見学会は津島道路で初の工事となる柏川橋(仮称、222メートル)の建設予定地であり、石橋寛久宇和島市長や清水雅文愛南町長、行政関係者ら25人が出席。事務所員が工事の概要などを説明した後、柏小の5、6年生11人が記念のプランターに花を植えた。
 清水町長は「愛南町にやっと高速道路時代がやってくる。関係機関と協力しながら早期開通を目指したい」と述べた。