海を守る船の役割学ぶ 児童が松山港見学
人の往来や物資の輸送、観光など港の役割を学ぶ「松山みなと見学会」が22日、愛媛県松山市海岸通の松山港周辺であった。市内外の児童と保護者らが船に乗って海岸線を巡るなどして港の重要性への理解を深めた。
国土交通省松山港湾・空港整備事務所が3回に分けて実施。初回は12人が、係留中の海面清掃兼油回収船「いしづち」で流木を切断する作業や、海面の油を拡散させる「放水銃」の実演などを見学し、海洋環境を守る船の役割を学習。操舵室内ではレーダーなどの機器の説明を受けた。
続いて港湾業務艇「くるしま」に乗り込み、松山港のコンテナターミナルや松山空港沖合へ移動。大型タンカーの写真撮影を楽しんだほか、荷物の積み降ろしに必要な岸壁の役割やコンテナの大きさなど確認し、重要性を実感していた。