夏の湯上がりのほてった体を氷で冷まして―。愛媛県松山市道後湯之町の道後温泉本館に15日、氷柱やミスト扇風機が登場し、入浴客らが涼を味わっている。
 道後温泉事務所によると、風が少なく猛暑だった2013年夏に始まった。
 氷柱は高さ約60センチ、幅と奥行きが各約30センチで、神の湯2階休憩室に2本設置。今年は休憩室前に砥部焼で作られた高さ約70センチの水琴窟もお目見えし、透き通った涼やかな音を届けている。ミスト扇風機2台は本館入口前に据え付けられた。
 15日は午前11時ごろに氷柱が設置されると、入浴を終えた観光客らが手や顔を近づけ「冷たい」「涼しい」と楽しんだ。
氷柱と水琴窟は8月31日まで、ミスト扇風機は9月中旬まで。