火災や地震などの発生に備え、動物を伴った避難訓練が17日、愛媛県松山市南堀端町の河原アイペットワールド専門学校であり、学生や教職員ら約130人が災害時の安全確保や被害軽減への意識を高めた。
校舎2階から出火したと想定。学生らは教室や飼育室から犬や猫など19匹の動物を連れ出し、抱いたりリードで誘導したりしながら速やかに近くの公園に避難した。
訓練後、遠藤真治校長は「動物が災害とどう向き合っていくか、視野を広げ問題意識を持ってほしい」と呼び掛けた。動物看護・栄養管理学科1年の女子学生(18)は「災害時には自分の身も守りながら、動物たちの安全を最優先に考えたい」と語った。