地上での移動に時間がかかる災害現場への出動などを想定した今治市消防本部と愛媛県消防防災航空隊の合同訓練が28日、同市上浦町井口の上浦多々羅スポーツ公園などであり、消防署員ら約40人がヘリコプターからの降下の方法などを確認した。
防災航空隊との連携を深めるため、市消防本部が毎年実施。署員は上空でホバリングするヘリコプターで搭乗員とアイコンタクトを取りながら、ワイヤを上げ下げする「ホイスト」を使った降下などを繰り返した。
2014年12月にヘリコプターの発着拠点に指定された同市伯方町叶浦の市北消防署では、急病患者をヘリに引き継ぐ訓練も行った。