熊本県で16日未明、震度6強を観測した地震を受け愛媛県は16日午前3時、県庁で会見し停止中の四国電力伊方原発(伊方町)は午前2時53分までに設備の点検を終え、異常がないことを確認したと説明した。
 伊方原発周辺の八幡浜市で震度5弱を観測したため県は四電との安全協定に基づく即時公表のA区分異常に当たると判断した。
 県と四電によると、1~3号機でそれぞれ10ガルを観測。県原子力センター(八幡浜市)の職員1人が伊方原発に立ち入り状況を確認したとしている。
 伊方3号機は、再稼働に向けた最終手続きとなる国の原子力規制委員会による使用前検査を実施中。四電は「(設備に)異常はないので影響はない」との認識を示した。