避難生活が続く熊本地震の被災者に和んでもらおうと、松山市下難波の洋菓子店「洋菓子工房PEACE」が14、15の両日、被災地に贈る支援クッキー作りを計画している。代表の笹田雄太さん(25)は「クッキーが被災者の心の栄養になれば」と、作業への参加者を募っている。
笹田さんが支援クッキー作りに取り組むのは東日本大震災に続いて2回目。当時は松山大3年生で、知人から石窯を譲り受けたのを機に、前年に同市北条の実家に同店をオープンしたばかり。洋菓子店らしく、日持ちもするとして、学生仲間や地域住民と、行方不明者が「無事帰る」の願いを込めてカエルをかたどった900個を作り送り届けた。