愛媛の良いところを知り、発信できる小学生を育てる「えひめ子ども観光大使」の最終講座が3日、今治市河南町1丁目の今治工業高校であり、受講する県内の児童が今治特産のタオル作りの一端に触れた。
 講座は、教員の研究団体「TOSS愛媛」のメンバーらでつくる実行委員会が今年から開催。小学1~6年生42人が、5月から砥部焼作りや真珠の玉出しなど七つの選択講座を受講し、東中南予各地の魅力を体験してきた。
 3日は28人が参加し、同校繊維デザイン科の生徒らが講師を務めた。受講生は事前に描いてきたデザインのタオルが織機で作られる様子を間近で見学したり、タオルハンカチに県のイメージアップキャラクター「みきゃん」を手捺染(なっせん)したりした。講座の内容をおさらいする検定にも挑戦し、今治タオルのロゴマークを当てる問題などに臨んだ。