猛暑日は昨年の倍以上 平均気温 年間通じ高め 2016年の県内気象回顧
2016年の県内の気象は、年間を通して気温が高めに推移した。松山地方気象台は「年間平均気温はどの観測地点も平年を上回る」とみており、松山では観測史上1位になる見込み。6月には南予を中心に集中的な豪雨となり、土砂崩れなどが相次いだ。
気象台によると、梅雨明け後から8月まで太平洋高気圧が西日本を覆い、厳しい暑さに。県内で35度を超える猛暑日は31回あり、冷夏だった昨年の2倍以上となった。
10月は気温が下がらず、平均気温は過去のデータと比較できる14地点のうち10地点で過去最高を記録。12月は寒気の南下が弱く、西日本に入り込んでも一時的となっている。
気象台は年間平均気温が高かった理由について、地球温暖化の傾向や、春ごろまで続いたエルニーニョ現象で大気が暖められたことなどを挙げている。