愛媛県は26日、県政に関する世論調査結果を公表した。今の地域に「一生住みたい」と答えた県民は、前回2012年11月の調査に比べ1.9ポイント少ない43.1%となり06年11月の調査以来の減少に転じた。取り組むべき県政の重要課題(複数回答)には、50.8%が「高齢者・障害者などに対する社会福祉の充実」を挙げ、高齢化社会への対策が急がれている。
 調査は隔年で実施。14年10~11月、選挙人名簿から無作為抽出した男女2千人に郵送し1174人(58.7%)が回答した。
 地域への定住意向は年齢層が上がるほど高く「一生住みたい」とした70代以上が61.0%に対し、20代は15.6%にとどまった。
 「一生」「できれば」住みたいとした回答の職業別は農林漁業が最多の計92.2%。
 一方「ぜひ移りたい」は03年2月の調査以降、最多の7.3%。20代は「ぜひ」「できれば」移りたいが計16.9%に上った。