1894年に朝鮮半島であった「甲午農民戦争」(東学党の乱)に従軍した旧日本軍兵士の子孫を訪ねて韓国から来県中の「東学民族統一会」(ソウル)などの8人が21日、交流のある「日本コリア協会・愛媛」(東俊一会長、約40人)と愛媛県松山市内で意見交換し、10月にソウルで開く同戦争120年記念式典への協会からの出席を要請した。
 東会長ら協会の10人と、愛媛大の和田寿博教授(平和学)が愛媛側から参加。同戦争では、主に四国4県の兵士で構成する派遣部隊(約660人)が農民軍を制圧しており、協会は、従軍者子孫の掘り起こしに取り組んでいるが手掛かりは氏名だけだとし、「2、3年に1人分かる程度」と説明。統一会は、農民軍は3千人の氏名が分かっており、うち500人で子孫が判明しているなどと話した。