7日に開幕する第98回全国高校野球選手権大会に愛媛代表として初出場する松山聖陵高野球部の健闘を願い2日、県から応援旗が贈られた。
 県庁で行われた贈呈式には同校の渡部正治校長や荷川取秀明監督(34)、稲葉智也主将(17)らが出席。中村時広知事が「チャンレンジャーの気持ちを忘れず、思う存分に戦ってきてほしい」と激励し、スクールカラーのえんじ色の応援旗を手渡した。渡部校長は「見劣りしないような応援ができるよう、力にしたい」と謝辞を述べた。
 式の後、荷川取監督は「改めて県の代表として甲子園に出場するんだと感じた」、稲葉主将は「県大会を勝ち抜いたことを自信にし、(県大会で敗れた)59校の分も一生懸命プレーしたい」と意気込みを話した。
 松山市役所本館前広場の特設ステージで壮行会があり、市民や市職員らが松山聖陵高野球部を激励した。松山聖陵高野球部は3日に出発し、4日の組み合わせ抽選会で日程や対戦校が決まる。