愛媛県内大学生は男性の方が結婚に前向き―。いよぎん地域経済研究センター(IRC)が27日までにまとめた県内大学生の結婚や子どもに関する意識調査によると、「結婚したい」と答えた割合は男性が93.4%だったのに対し、女性は88.5%で、男性の方が結婚願望が高い結果となった。
 「なるべく早く」と「年齢にはこだわらない」を合わせた「結婚したい」割合は、2011年の前回調査で女性が95.2%を占め、男性の91.8%より高かった。この5年間で結婚願望の高さは男女で逆転した。
 女性の自由記述回答では「専業主婦では生活が安定しない」「結婚すると仕事を辞めることが多いのは女性」といった意見が目立った。IRCは女性の結婚願望低下について「結婚を安定と捉える女性が減り、仕事に安定を求める人が増えたようだ」と分析している。
 調査は今年4~5月、愛媛大と松山大で実施し、436人が回答した。