愛媛県宇和島市出身の日本画家浜田泰介さん(84)=大津市=の画業60周年を記念した個展「浜田泰介の世界」が22日、愛媛県松山市一番町3丁目の松山三越で始まった。石鎚や富士山、花などをモチーフにした最近作約100点が並ぶ。28日まで。
 浜田さんは京都市立美術大(現京都市立芸術大)大学院を修了後、渡米。前衛的な抽象画で高い評価を受けたが、帰国後は日本の風景や四季などをテーマにした日本画を描く。
 石鎚は学生時代から描き続けており10点余りを展示。このほか代名詞といえる「富士シリーズ」や近年力を入れる「花シリーズ」などこの1年で描きためた新作が並ぶ。