病児のきょうだいに声掛けを 松山で交流会
病気や障害がある子どものきょうだいに対する支援について考える交流会が23日、愛媛県松山市若草町の市総合福祉センターであった。障害児・者の家族支援に取り組む市民団体・ケアラーアクションネットワーク(東京)の持田恭子代表が講演し、複雑な思いを抱えるきょうだいへの声掛けなどをアドバイスした。
ダウン症の兄と接してきた持田さんは、病気や障害のある子どもの世話で大変な親の様子を見ているきょうだいの傾向として、「自分は大切な子なのか」といった思いを抱きがちだと解説。きょうだいから病状などを聞かれたら、不安を感じていると受け止め「さみしかった?」などと本人の気持ちを聞くようアドバイスした。
交流会は、難病や障害のある子どもと家族を支援するNPO法人ラ・ファミリエ(松山市)が主催。病児の家族や支援者ら約40人が参加した。