病気や経済的な理由以外で年間30日以上、学校を欠席した「不登校」の小中学生(中等教育学校前期課程を含む)が2014年度は愛媛県内で1128人に上り、前年度から66人増加したことが6日、文部科学省が公表した学校基本調査(速報値)で分かった。
 05年度以降の10年間で、08年度の1143人に次ぐ多さとなった。14年度の内訳は小学生182人(前年度比16人増)、中学生946人(50人増)。
 小学生は2年連続で減少していたが一転、過去10年間で最多となった。
 県教育委員会義務教育課は「引き続き小中学校に家庭訪問を中心としたきめ細かな支援をお願いする」とし、中学校への進学時に不登校が増える「中1ギャップ」への対応を強化する方針としている。