県内市町の地方債4年連続増加 実質収支は黒字 15年度決算
愛媛県は30日、県内20市町の2015年度決算状況(速報)を発表した。実質収支は219億円の黒字(前年度比16.8%増)で全市町が黒字だった。
普通会計の歳入総額は、地方消費税率の引き上げなどにより1.8%増の6596億円。歳出総額は、財政調整基金の積み立て増などに伴い1.5%増の6296億円だった。
15年度末の地方債現在高は6553億円(0.8%増)で4年連続の増加。基金現在高は2085億円(3.2%増)となっている。
経常収支比率は84.8%で2.1ポイント改善した。
実質公債費比率は8.9%で1.1ポイント改善。地方債の許可団体となる18%以上の市町はなかった。
公営企業(149事業)決算の総収支が黒字だったのは133事業(前年度比3増)、赤字は16事業(2減)。