愛媛県内の聴覚障害者や家族らでつくる「『みみの会』えひめ県難聴者連合会」の設立発起会が30日、松山市本町6丁目の県視聴覚福祉センターであった。行政への要望活動などを通して聴覚障害者の社会・生活環境向上を目指す。
みみの会は、従来、個別に活動していた団体の発言力を高めようと設立。県内の聴覚障害者や家族約140人で構成し、要望活動のほか、社会での理解促進といった事業に取り組む。
設立発起会で、会長に就任した青野明高さん(72)は「要望や改善へ、互いに手を結び絆を構築することが解決への近道。(聴覚障害者が)生き生きできる環境づくりをしたい」と述べた。