県境の山で本格チョコ 四国中央の高橋さんが工房開設 地区盛り上げにも意欲
カカオ豆から作った本格チョコレートを味わって―。香川県境近くの山あいに位置する愛媛県四国中央市金生町山田井の切山地区で、同市のカフェ経営者がチョコレート工房を構えた。3月末の本格稼働を前に、新たな目線のアプローチで地区を盛り上げようと奮闘している。
経営するのは、同市妻鳥町の高橋賢次さん(42)。特長は、原料となるカカオ豆の選別、焙煎(ばいせん)、板チョコ作りまでの工程を一つの工房で行う「ビーン・トゥ・バー」製法だ。豆は南米や東南アジアなどで自ら買い付け、「希少なペルー産で作ったチョコは、酸味や苦味のバランスが良く特にお薦め」という。
今月11、12日にはバレンタイン用商品としてガトーショコラ(2800円)とチョコフォンデュ(1800円)を本格販売する。10日までに予約が必要で、同市妻鳥町の「おいでや市」で受け渡す。問い合わせは高橋さん=電話090(3989)2721、またはフェイスブックで。