早生(わせ)ミカンの出来を競う果実コンクールが21日、愛媛県宇和島市吉田町法花津の県みかん研究所であり、県内各地の93点から入賞8点が選ばれた。
 10月下旬の出荷を前に、JA全農えひめなどが農家の生産意欲向上や、果実の品質向上を目的に毎年開催している。
 今年は、8月の多雨や日照不足で極早生には影響が出たが、早生は9月の天候回復により色づきがよく、糖は平年並み、酸はほどよく抜け「食べやすい」品質に仕上がっているという。
 研究所や県、JAの職員ら5人が審査。各農家が出品したミカンの色や形の均一性、糖と酸のバランスをチェックした。