愛媛県松山市出身の図案家、杉浦非水(1876~1965年)の生誕140年を記念した美術展開催に合わせた記念講演が25日、同市堀之内の県美術館であった。新居浜市美術館の山野英嗣館長が、日本画や洋画との関わりの中で形成された日本の近代デザインの系譜を解説した。
 山野氏は一見、筆遣いから油絵作品に見えながらも企業名や商品が落とし込まれた図案を例示。明治初期には洋画家が生計維持などの理由で、呉服店から衣替えした百貨店などの「ポスター(作成)に動員されていた」と説明した。