愛媛県今治市伯方町北浦の喜多浦八幡神社で11日、江戸時代から続く伝統行事「弓放し」があり、地元の小中学校の男女6人が五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災などを祈って、的を射抜いた。
 1783~88年の天明の大飢饉(ききん)後に始まったとされる神事。その年の恵方によって的の方角を変えるのが特徴で、市無形文化財に指定されている。射手役の子どもたちは1日から、弓の引き方や所作の稽古を重ねてきた。