石鎚山の周辺市町などでつくる「石鎚山クリーンアップ協議会」と愛媛県は28日、本格的な夏山シーズンを前に環境啓発登山を行い、「県民のお山」への登山時のマナー向上を呼び掛けた。
 石鎚国定公園指定60周年を迎えた2015年から始め、4回目。会員ら約100人が参加した。
 今回は生態系を守るため石鎚山に生息していない植物の侵入を防ごうと、靴裏に付いた植物の種子を取り除くマットを設置。土小屋(久万高原町)とロープウエー乗り場(西条市)の2カ所で、参加者は「外来の種子は持ち込まない」などとマットの役割を登山者に説明した。マットに付いた種は、NPO法人西条自然学校が種類などを調べるという。