砥部焼を特別価格で販売する「秋の窯出し市」が8日、愛媛県砥部町宮内の砥部焼陶芸館で始まった。目当ての品を求め、初日から大勢のファンでにぎわった。10日まで。
 多くの人に砥部焼を手に取ってもらい、地域振興につなげる狙い。約40の窯元が出品し、計約4万点を市価の約5~8割で販売するコーナーもある。
 会場には茶わんやマグカップなど日常で使える商品がずらり。伝統的な柄に加え、ピンクや紫など優しい色で花柄を施した商品もあり、来場者は気になった品を手に取ってじっくり吟味していた。
 家族で訪れた西予市の主婦(31)は「ゾウやキリンが描かれた小皿がとてもかわいかった。子どもの離乳食に使いたい」と買い求めていた。
 チャリティーオークションや町の物産品販売もあった。