国際非政府組織(NGO)「生命(いのち)の碧(あお)い星」実行委員会(事務局・東京)の訪問団が28日、地球をイメージした愛媛県の砥部焼のつぼ型モニュメント「生命の碧い星」が設置されているスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、国連創立70周年記念事業として「世界平和と地球環境保護」をテーマとする記念式典を行う。
 事務局によると、モニュメントは砥部町の陶芸家白潟八洲彦さん(76)が平和を願って制作し、町が1995年に国連創立記念50周年記念事業として国連欧州本部に寄贈した。以降、モニュメント内部には世界各地から収集した小石が「魂」として順次納められ、広島や長崎の被ばく瓦なども納められている。
 訪問は世界の相互理解と友好関係構築が目的で、訪問団(23人、苅田吉夫団長)には日本やカンボジアなどの高校生と大学生計10人が参加する。