福原さん(松山久枝小)ら「平和宣言」 東京・こども新聞サミット閉幕
愛媛新聞など全国29紙から集まった「こども記者」が未来について議論する「こども新聞サミット」は4日、東京都江東区の日本科学未来館で、分科会ごとにまとめた考えや提言を発表し、閉幕した。
ジュニアえひめ新聞「スマイル!ピント」代表の愛媛県松山市久枝小学校5年福原奏さん(10)が参加した「平和な世界にするために」の分科会では、3日にあった被爆体験者の講演や各自が地元で取り組んだ戦争体験者への取材成果などを踏まえ、「平和宣言」を作成。感想や2日間の取り組みを「平和をつなぐ新聞」にまとめ、折り鶴を添えた。
発表では「差別をせず自由に発言できるようにする」「良いところや違いを認める」など宣言を元気よく発信。新聞の題字を担当した福原さんは「戦争を二度と起こしたくない思いをみんなにつなげたい」と伝えた。他の分科会のメンバーも、話し合いや取材での発見などをイラストや地図を使って説明し、理想の未来に必要なことや大人への注文をプレゼンテーションした。