10月2日に愛媛県総合運動公園ニンジニアスタジアム(松山市上野町)で開催される愛媛FCホームゲームの「東日本大震災復興支援エキシビションマッチ」で演奏する福島県南相馬市の小中学生マーチングバンド「Seeds+(シーズプラス)」のメンバー3人が30日、松山市の野志克仁市長を訪ね、歓談した。
 「Seeds+」は、全国大会の常連校だった南相馬市立原町第一小学校を母体とするマーチングバンド。東京電力福島第1原発事故の影響でメンバーの多くが県外に避難し活動を中断したが、月数回の練習を重ね、2012年に全国大会出場を果たした。
 2日は、メンバー14人がハーフタイムや試合開始前に「この街で」など2曲を演奏する。被災地支援活動を行う愛媛FCが太陽石油の協力を得て、14年から招待している。
 市役所を訪れたのは同小6年の本間一乃巴君(12)と寺島颯太君(12)、原町第三小1年鈴木真日瑠さん(7)。野志市長は「前回、サポーターが南相馬コールをした光景が忘れられない」と語り掛けた。15年に続いて演奏する本間君は「支援や応援してもらった人への感謝の気持ちを持って演奏したい」と意気込んでいた。