都市部から愛媛への子育て世代の移住促進に取り組む住民サポーターや市町職員を対象にした交流研修会が22日、県庁であった。約30人が講演などを通し移住希望者のサポートについて考えた。
 高知県土佐町などで活動するNPO法人・れいほく田舎暮らしネットワーク事務局長の川村幸司さん(38)がUターン経験を生かした支援を紹介。「幸せな移住には衣食住ならぬ、コミュニティーや仕事など結(ゆい)職住が必要」と訴えた。
 また「職住だけで知名度の高い他の地域と競争するのは難しい」と指摘。「結職」をPRするため移住希望者が地方暮らしに求めるイメージを把握し、同じような移住者と会ってもらうなどして情報提供や橋渡しといったきめ細かな取り組みをしていると語った。