江戸時代後期から脈々と続く伝統の「乙亥大相撲」が29日、愛媛県西予市野村町野村の乙亥会館で始まった。県内有数の相撲どころで大関の稀勢の里関(田子ノ浦部屋)らを招いた稚児土俵入りや、全国唯一のプロ・アマ力士による対戦などがあり、ファン約3000人を沸かせた。30日まで。
 29日は、赤ちゃんの健やかな成長を願う稚児土俵入りで稀勢の里関と小結の玉鷲関(片男波部屋)が会場に。稚児計37人を順番に抱えて四股を踏むと、赤ちゃんは泣いたり、のけ反って「抵抗」したり、平然としていたりとそれぞれ愛らしいしぐさを見せていた。
 30日は小中学生の団体・個人戦のほか、プロ・アマの取組、稚児土俵入りなどを行う予定。