全国不動産会議(全日本不動産協会主催)が22日、愛媛県松山市道後町2丁目のひめぎんホールであり、会員ら約1300人がシンポジウムなどを通じて不動産業務の質の向上について考えた。
 同協会の地方本部が毎年持ち回りで開催しており、50回目。林直清理事長は「消費者の期待に応えるため自己研さんし、誇りを持って仕事することが大切。若者が希望を抱き業界に入ってくれることを期待している」とあいさつした。
 シンポジウムでは少子高齢化や人口減少が進む中、増加が見込まれる空き家を含む中古住宅の流通活性化を議論。パネリストからは過疎地の空き家対策や遺産相続に伴う不動産の状況に関する説明があり、「空き家をビジネスチャンスにつなげるには行政機関との連携が必要」との意見も出された。