四国遍路の文化を学ぼうと中国の仏教者や財界人ら71人が先月末から伊予26カ寺の巡拝を行っている。1日は愛媛県松山市内の5カ寺を回り、遍路への理解を深めた。
巡拝は、砥部町で四国八十八カ寺を19年間描き続けている中国人画家の牛子華さん(55)と交流があり、中国で密教などの研究に取り組む鄭賦さん(46)が提案。2015年11月にスタートし、徳島と高知の計34カ寺を終えている。
1日朝、一行は白装束に身を包み、松山市太山寺町の太山寺を訪れた。本堂では慣れた手つきで線香を供え、真剣な表情で般若心経を唱えた。