国の文化審議会(馬渕明子会長)は16日、四国遍路や弘法大師信仰に関係する「八幡浜街道笠置(かさぎ)峠越」を国史跡に、「星ケ森=横峰寺石鎚山遥拝(ようはい)所」を国名勝に指定するよう、松野博一文部科学相に答申した。また昨年10月に国史跡に指定された「伊予遍路道」では、41番札所龍光寺と60番横峰寺の各境内のほか、65番三角寺から奥之院までの道などの追加指定を求めた。指定は今秋ごろの予定で、愛媛県内の国史跡は計16件、国名勝は11件となる。